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「約束の地から」
ブログ「約束の地から」。 日々雑感、読書感想など。
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自白の変遷 す作行為
自白の変遷の4回目です。今回は、工作行為の自白の変遷を扱います。
自白によれば、桜井さん杉山さんはTさんを殺した後、あるいは金を取った後、Tさん宅からすぐに逃げたのではなく、バレないようにとか理由はいろいろありますが、工作行為をしたことになっています。この工作行為については、確定判決事実認定要旨に書いてありませんが、自白の変遷=信用性を問う意味では大事な部分です。
長くなりますが、赤文字部分を拾って読むだけでも、変遷の様子がお分かりいただけるかと思います。


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検証調書添付被害者宅見取図

(ガラス戸実験用に、大映スタジオに再現された被害者宅の様子:真理子撮影)

クリック→ 他、参考図版 ←クリック

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自白の変遷 す作行為
自白日
桜井自白(取手署)
杉山自白(水海道署)
10月15日
勝手口から入ってTさんを殺して、Tさんが死んだのを見て膝がガタガタしてきたが、元気を取り戻して何も探さないで、急いで勝手口から庭先に出た。偽装工作はしていない。まだ逮捕されていません。
10月17日
録音テープ。真理子の手元にないので確認できません。Tさんを殺したあと、死んだ人間の顔を見ながら金を探すのがイヤだから、室内を見たら掛け布団があったので、それをTさんの頭が少し出る程度にTさんの上に桜井と二人で掛けた。
金を取って外に出ようとしたら、「俺は裏から出る。俺の靴を裏に回してくれ。そうすれば犯人は窓から入ったように偽装できる」と桜井が言った。最初入った勝手口から外へ出たら、桜井がガラス戸を閉めた。Tさん宅の裏庭の窓下に桜井の靴を置いた。真っ直ぐ県道に出た。
10月24日
Tさんに見られているよう気がしてイヤなので、布団を掛けようと思った。杉山は仰向けのTさんの上に馬乗りになっていた。八畳間の北側から敷布団を持ってきたとき、杉山はTさんの腹のあたりから下りていた。Tさんの体は左腕を下に横向きになっていた(横向きにしたのは杉山という意味)。敷き布団を杉山と二人でTさんの腰のほうに掛けた。顔から腹のあたりには毛布を掛けた。金を取った後、板の間あたりまで来たとき、杉山が「誰かがやったようにしなくちゃ」と言ったので、外に出て、庭の玄関あたりまできたとき、家の中から「ごうん!」という何かが割れるような音がした。桜井が「寝せたようにしとくか」と言ったから、部屋にあった掛け布団をTさんの足のほうに投げ、毛布をTさんのほうに投げた。その間、桜井はTさんのズボンのポケットをいじっていた。寝せたようにするのに、桜井が足から腰のあたりを持ち、私が方から頭を持って横向きに転がし、桜井が最初緒倒れたところに毛布敷くようにしたが、あわてて平らに敷けないまま、前と同じように私がTさんの肩あたりを持ち、桜井が足の方を向くように転がした。そのあと二人で敷布団を持ち、Tさんの上にかぶせた。死んだTさんの顔を見るのが気味悪かったから、顔のところは全部かぶせた。私が「ヤバイから早くしろ」と言ったら、桜井が「あとから行くから、俺の靴、裏の方へ持ってって」と言うので、私だけ先に出て、桜井の靴を持って裏庭に回ったら、桜井が中から「ここだ、ここだ」と声を掛けた。地面から150造らいの高さの窓下に桜井の靴を置いて道路へ出ようとしたときは、私が開けっ放しにした勝手口のガラス戸は閉まっていた。
10月26日
杉山が「誰かやったようにしなくちゃなんねい」と言ったので、便所から入ったように見せかけようと思った。便所の東側の、私の胸より少し高い高さのところに、縦40族7〜80造らいのガラス窓が取り付けてあったので、ここから逃げ出して、誰か入ったように見せかけようと思った。ガラス窓を右側(南側)の方に開けて見ると、外側に桟(さん)が二本打ってあったので、それを外してそこから出た。靴下のまま地面に下り、勝手口の踏み石の上の靴をはいた。室内の杉山に声を掛けてから玄関前に来たとき、室内から「ごうん!」という音が聞こえた。私が「ヤバイから早くしろ」と言ったら桜井が、「俺の靴を裏に回しておけ」と言ったので、自分が先に勝手口から外へ出た。桜井の靴を持って裏に回ったら、中から「ここだ、ここだ。そこで見ててくれ」という声が聞こえた。私は一刻も早く現場から離れたかったので、見張りなどせず、窓の桜井の靴をぶん投げて、庭から道路へ出た。そのころ家の中から、ガターン、バシーンという音が聞こえた。
10月28日
便所に入って窓を開けてみたら、桟が二本打ってあった。桟の上の方がはずれ、まだ下のほうがくっついているとき、部屋のほうから「ごうん!」「ガチャン」という音が聞こえた。便所の中から顔を出して板の間の杉山に「どうしたんだ」と聞いたが、杉山は答えずに「靴、回そうか」と言うんで、「回してくれ」と言った。便所の窓の桟をはずしていたとき、便所の外で杉山が「靴、ここに置いておくから」と言った。桟を外に落として、そこから外へ出て、置いてあった靴を持って地面を2〜3歩歩いてから靴を履いた。
10月29日
四畳間のの真ん中に逃げたとき、杉山が八畳間の入り口あたりで、「なんとかしなくちゃなんない」と言った。意味が分からなかったので、四畳間に戻った。私が「誰か裏から入ったようにするから」と言うと、杉山は八畳間の東側に立ってガラス戸を少し私のほうに(四畳間側に)押して、敷居の上のガラス戸を内側から蹴飛ばした。私が外側のガラス戸の真ん中あたりを両手で持っていたとき、杉山がガラス戸の下の方を蹴飛ばしたら、ガラスが割れて八畳間側へ落ちた。杉山がガラス戸を外しているとき、私も西側の敷居の上で外側のガラス戸の高さ1辰らいの端のほうに両手を掛けて、二人で外側のガラス戸を外した。ガラス戸が外れると杉山は手を離し、自分ひとりで右手をガラス戸の下の方に持ち替えて、柱の手前の何かに寄り掛けるように横に倒した。それから私は「裏から誰か入ったようにするから」と言って便所に入り、窓の桟を外しにかかっているとき、部屋から「ごうー、がちゃん」という音が聞こえたので便所の戸を開けて見て、板の間にいた杉山に「どうした」と聞いたが返事はなかった。私が杉山に「靴を持って行ってくれ」と言ったら、杉山が「おう」と言ったので、また便所の桟を外しにかかり、一本外して下に落とした。二本目を外しているとき、便所の外から杉山が「靴、ここに置いておくから」と言った。二本目の桟も外して下に落とした。この便所の窓から外へ出た。靴下のまま降りたあたりに靴が置いてあった。靴を持って2〜3歩歩いてから靴を履いた。出入り口の踏み石に上がってガラス戸を開けたら、中の電気はついていたが、杉山に声を掛けても返事はなかった。Tさんを殺したあと、夜中に泥棒が入ってTさんが寝ているところを殺したように見せかけるため、タンスの手前に敷いてあった毛布を死体の下に敷いたり、敷布団をかぶせたりした。財布を見つけてから、桜井に「ヤバイから早くしろ」と言ったのだが、桜井が「誰かが入ったようにしとくから」と、八畳間の境の二枚のガラス戸を外そうとしたので私も手伝った。桜井をガラス戸の西側の敷居の上に立たせ、私はその反対側の東側に立って、ガラス戸を二枚重ねたまま、自分の体が入るくらいガラス戸を西側に寄せて、二人で両方から南側の一枚だけ持ち上げ、私が下の方を蹴飛ばしたら、上の方のガラスが二枚音を立てて割れて畳に落ちた。無理に表へ引っ張ったら、上と下が外れたので表側へ倒して、足元にガラスの破片が落ちていて危ないと思って手を放した。外した一枚はそのあと桜井が寄せたと思う。そのあと桜井が「俺の靴を裏へ回してくれ。窓から入ったようにするから」と言ったので、勝手口から外へ出て、勝手口のガラス戸を閉め、桜井の靴を持って東側の庭へ回ったら、窓のところで桜井が「ここだ、ここだ」と言ったので、その下に靴を投げるようにして、表の庭から道路へ急いで出た。私が表へ出て桜井の靴を裏へ回して逃げたとき、家の中でガタアン、ガシャーンという大きな音がした。桜井はまだ家の中にいたはず。
10月31日
警察調書
Tさんを殺して二人で別々に金を奪ってから、前回から話しているような方法で、八畳間のガラス戸を1枚外した。もう一枚は杉山が外すと思ったので、裏から入ったように見せかけるため、便所の桟を外しにかかった。
警察調書
Tさんを殺してから、杉山がTさんの肩のあたりを持ち、私が足を持って、(タンスの前の)布団の上にTさんを運んで寝かそうと思った。が、Tさんが重くて持ち上がらなかったので、横向きに転がした。
Tさんの家から逃げ出したのは桜井より自分のほうが先。八畳間の境のガラス戸2枚のうち表の一枚は桜井と二人で外したが、残りの一枚は立っているときに家を出たように覚えている。
11月2日
録音テープ。真理子の手元にないので確認できません。寝ているところに泥棒が入ったと見せかけるため、Tさんの体の下に敷布団を敷いて、毛布と掛布団は上からかぶせるつもりだったが、あわてていたので、毛布は畳の上に敷くようにして平らに広げられなかったし、敷布団をTさんの上にかぶせ、掛布団はTさんの足元に投げたままになった。
私が外へ出ようとしたとき、桜井はまだ便所の方へは行かないで、ガラス戸を外したあたりに立っていた。
11月3日
私は両手をTさんの両膝のところに当て、杉山はTさんの肩の辺りを持って、杉山と二人でTさんを布団の上に持っていこうとしたが、持ち上がらなかったので、運ぶのをやめて、Tさんの体を横向きに転がした。Tさんに見られているような気がしたので、布団をかぶせようと考え、タンスの前あたりの布団をかぶせた。録音テープ。真理子の手元にないので、確認できません。
12月13日
検察官調書
桜井が「寝てたようにしておくか」と言い出して、部屋に敷いてあった布団を取りに行って、毛布をTさんのすぐ脇にいた桜井にぶん投げてから、今度は二人で敷布団なんかをTさんの上にかけた。桜井が泥棒でも入ったように見せかけるため、ガラス戸を外しにかかった。桜井と二人で二枚重なっているガラス戸の四畳間側のガラス戸を持ち上げたが外れなかったので、戸の下を蹴ったらガラスが二枚割れて落ち、戸が外れた。「あとは俺がやるから靴を裏のほうへ持って行って」と言ったので、勝手口から外へ出て靴を裏に持って行った。裏から戻って表の通りに出る手前で、家の中からバリンとかガチャンという物音が聞こえ、桜井がそこらを散らかして暴れたように見せかけようとしていると思った。

検察官調書
ガラス戸を外しにかかったのは桜井の方が先で、なかなか外れないので手伝った。桜井が八畳間に向かって右側に立ち、私が左側の敷居をまたいで立ち、二枚合わせたままで四畳間側の1枚を持ち上げて外そうとしたが、なかなか外れなかったので、ガラス戸の下の足元辺りを四畳間側に向かって一回蹴飛ばしたらガラスが割れて落ちた。「あとのことは俺がやるから、靴を裏に持って行って」と桜井が言うので、ガラス戸から手を放し、上がり口から外へ出た。四畳間側の扇風機には気づかなかった。仰向けのTさんに毛布を掛けた後、桜井がTさんの体を動かしていたから、体の向きが変わったかもしれない。
 君と桜井の二人でおやじの体を持ち上げ運ぼうとしたか。
 していません。
12月19日
検察官調書
自分はTさんの足を持ち、杉山は体の方を持ったけれども、持ち上がらなかったから布団をかぶせた。だからTさんの体を動かしたのは事実だが、体の向きまでは覚えていない。布団を掛けたのは事実だが、毛布を掛けたかどうかは覚えていない。杉山が「なんとかしなくちゃ」と言い出したから、私は「誰かが裏から入ったようにするから」と言ったら、杉山が「おお」と言ってガラス戸を蹴ったので、外しにかかったと思った。私はそれを手伝ってガラス戸を一枚外し、柱か何かに立てかけた。もう一枚を杉山がガタガタやっているのを聞きながら、裏から入ったようにしようと便所に入った。なんでガラス戸を外しにかかったのかは、杉山に聞いてもらわないと私には分からない。私は便所の桟を外しにかかった。部屋の方でガチャンという音がしたので、杉山に声を掛けたが返事はなかったが、「靴を裏に回してくれと」と自分から言ったような気がする。窓の桟を外したころ、「ここだから」と、外から杉山の声がした。桟を外した便所の窓から、足の方から出た。庭に出る家の角あたりで靴を履いた。勝手口の戸は閉まっていた。
12月21日
検察官調書
便所の桟を外したのは自分一人でやったことだが、ガラス戸のうち一枚は、自分が外したのを柱か何かに横に立てかけた。横に立てかけるとき、何かにぶつけたかどうか覚えていない。あとの一枚は杉山がどうにかした。一枚目のガラス戸を外す前に、杉山がガラス戸を蹴飛ばした。そのとき大きな音がしたが、ガラスの割れた音かどうかは覚えていない。もう一度ガラス戸の方から大きな音が聞こえたのは便所の中、一本目の桟を外したときだった。便所から顔を出したら杉山はこっちに来るところで、杉山の背後がどうなってたのか分からない。「どうしたんだ」と聞いても返事がなかったので、「靴を裏へ回してくれ」と頼んだ。
12月22日
検察官調書
ガラス戸を外すとき、足元の布団が邪魔だったのを覚えているから、八畳間の内側のガラス戸を外した。外側のガラス戸はまだ外れていなかった。自分が八畳間側のガラス戸を外す前、反対側の外側のガラス戸のほうの杉山が、ガラス戸の下の方を蹴った。大きな音がしたのでガラスが割れたように思うが、ガラスが割れて落ちたかどうかハッキリしない。自分が外した内側のガラス戸は、柱か何かに寄りかけて横に立てかけたが、何かにぶつけたかどうかハッキリしない。そのあと便所に入って便所の戸を閉めて窓の桟を外しているとき、ガラス戸の方で大きな音がしたから、便所の戸を開けてのぞいたら、杉山がこっちに来るところだったので、「どうしたんだ」と聞いたが返事がなかったので、「裏に靴を回してくれ」と頼んで戸を閉め、二本目の桟を外しにかかった。
検察官調書
桜井は八畳間側にいて、私は四畳間側のガラス戸が寄せてあった押入れの柱の方にいて、二枚重なったガラス戸を両方から一枚ずつ外しにかかった。私が外そうとしても外れないので足で蹴飛ばしたら、上のガラスが二枚割れて落ちた。ガラスを割ってしまった頃、反対側(八畳間側)の桜井が先にガラス戸を外して、桜井は四畳間にそれを持ち込んで、横にして立てかけていた。そのあと桜井はそこを離れた。私のほうはまだ外れていなかった。ガラス戸が外れたとき手が離れて、その拍子にそのガラス戸は手前側(四畳間側)に倒れ、大きな音がした。倒れたガラス戸の下に扇風機があったことは、検事さんの調べで図面を見せられたときに初めてそこに扇風機があったことに気がついた。それで倒れたガラス戸が割れたのはそのためだったと思い出した。だからガラスが割れたのは、蹴ったときと倒して扇風機に当たったときの2回。桜井がそこを離れて行った先は便所だったが、それが私に分かったのは、ガラス戸を倒したあと、勝手口あたりで便所にいた桜井に、「靴を裏へ回してくれ」と頼まれたとき。


上記自白の変遷について
再審開始決定書(水戸地裁土浦支部)の判断

自白によれば、二人は意図的に、死体の工作(布団を掛けるなど)、ガラス戸の工作便所の工作に及んだのだから、いかに興奮状態であっても、記憶に強く残るはずであって、大筋において記憶が薄れるとか間違えるということは余り考えられず、しかも強盗殺人そのものを自白している以上、ことさら隠すようなことではないにもかかわらず、二人の不自然な供述変遷が認められる。

死体の工作について
★桜井は当初死体の工作についてまったく供述していない。それが10月24日自白で「杉山が死体を動かした」「二人で敷布団を掛けた」と杉山10月17日自白に符合させ、さらに10月31日自白で、二人で死体を動かした点について杉山10月24日自白と符合する供述変遷があるが、その変遷理由について説明がされていない。
★一方杉山は、当初掛け布団を掛けたと客観的事実と符合しない供述をしていながら、10月24日自白で「二人で死体を動かして敷布団を掛けた」としながら、最終的には桜井一人で死体を動かしたと変遷させ、これらの供述変遷になんら説明がなされていない。

ガラス戸工作について
★当初二人は、それぞれ自分が先にTさん宅を出て室内の物音を聞いたと供述していて、ガラス戸工作については供述していなかった。それが10月29日に同時にガラス戸工作について供述し始めたが、二人の立ち位置やガラス外し方などに変遷があり、最終的には二人の自白内容が一致するものの、変遷理由の説明がない。
★検証調書及び11月30日付け捜査報告書によれば、東側ガラス戸(四畳間中央で扇風機の上に倒れていたガラス戸)は、一番上段のガラス2枚と、上から3段目の右側ガラスが一枚割れていて、一番上のガラス2枚の破片は四畳間に敷いてあるベニヤ板上の破片と符号。上から3段目右側のガスの破片は、扇風機付近の破片と符合する。また西側ガラス戸(ミシンの上に立てかけられたガラス戸)は、一番上段の左側のガラスが一枚割れていて、その破片はミシンの隣の釜の中の破片に符合する。
これらの事実は、11月30日付け捜査報告書によって判明したものである。
★これらの事実に照らすと、「杉山がガラス戸の下の方を蹴飛ばしたら、ガラスが割れて八畳間側へ落ちた」という桜井10月29日自白は、客観的事実と一致しなくなる。また「柱の手前の何かに寄り掛けるように横に倒した」ガラス戸のガラスは一枚しか割れていないので、「2枚割れた」という杉山10月29日自白は客観的事実と一致しなくなる。
★二人の自白の著しい変遷は、上記のような客観的事実を予備知識として得ていた捜査官の質問に、その都度適当に答えたために生じ、最終的に、11月30日付け捜査報告書の内容を踏まえた検察官の誘導によって、二人の供述が一致するようになったという可能性が濃厚である。

便所の工作
★桜井は便所の工作について、当初まるで供述していなかったが、10月26日から供述を始め、検証調書によって容易に分かる便所内外の様子は詳細に語られているが、裏庭に回った杉山に声を掛けたか否かなどについては供述を変遷させ、次第に杉山の自白内容に符合するようになっているのを見ると、捜査官の誘導に対する迎合供述である可能性が高い。

変遷が起きるワケについては
「捜査官の誘導に対する迎合供述とは?」をお読みください。


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今回はここまで。次回は逃走状況に関する自白の変遷を扱います。


自白の変遷 | 12:56 comments(2) | trackbacks(0) |メールはこちら
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真理子さん、こんにちわ。お久しぶりです。自白の変遷・・・本当に大変ですね。真理子さんがまとめた表を見ていて、思い出したことが・・・。二人は、10月半ばに「別件逮捕」されて12月に起訴されるまで、警察の留置場や拘置所でずっと取調をうけてたんですよね。1度も家に帰ることなく、そして、そのまま29年間。杉山さんが「警察が逮捕に来たとき、『すぐに戻ってくるから』と言って出かけたのに、30年近く戻って来れなかった」というようなことを言われていました。やってもいないのに、間違って逮捕されて、長時間取調を受けて「やってません」と言い続けたり、「黙秘」で頑張れるか、私にはわからない・・・です。
| | 2006/11/27 4:48 PM |
aichanですね? ご無沙汰しています。
裁判員制度より、取り調べの可視化のほうが大事だと私は思いますけどね。
| 真理子 | 2006/11/28 10:14 AM |









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